代官所跡から南西 50m にあり、町の通りに面して立つ大森銀山地区最大の商家建築。銀山経営のほか、酒造なども営んでいました。
熊谷家は金融業などを営みながら、町役人や代官所の御用商人を務め、 19 世紀には大森の中で最も有力な商家の一つとして栄えました。現在の建物は 1800 年の大火後の再建ですが、その後順次整えられていった屋敷構えの変遷の様子や生活ぶりが窺える貴重な商家建築です。平成 18 年 4 月から一般公開されています。
この他、町並みの中には武家屋敷の旧河島家(有料)、青山家、三宅家、宗岡家、金森家など地役人や銀山経営に関わりの深い旧家が立ち並んでいます。