島根県一の切り出し量を誇る石山で、その採掘洞窟のスケールは大きいです。
石見銀山の五百羅漢座像などの石仏や墓石には、この福光石が用いられています。
<現在見学公開をしています!!詳しくは下記ブログをご参照ください!>
http://fukumitsuishi.blog133.fc2.com/
大田市温泉津町福光の石切り場は、約450年間に及ぶ石の文化を窺い知ることのできる石山です。 膨大なのみ跡が山容を変え、福光石の採石場として唯一、今も操業が続けられています。
戦国時代後期以降、福光地区一帯から切り出された福光石は、石見銀山の人々の暮らしを大きく支えてきました。 大森の町並み保存地区と銀山柵内(さくのうち)で確認された墓石などの石造物は約11,000基にものぼり、その大半が福光石です。
石工が仕上げた石造物は、牛馬が背負い銀山街道の難所・降露坂を越え、約20キロ離れた大森にもたらされました。 福光石は薄緑色の吸水性に優れた岩石で、 室町時代後期から用いられ始め、神社の鳥居や水路、街道を補強する石材など、さまざまな用途に用いられてきました。
※ガイド同行のため、見学には事前の予約が必要です。