温泉津湾のほとりにその詩碑が建ち、風情を醸し出しています。
「おれは河原の枯れススキ」や「シャボン玉」など、かつての時代に忘れえぬ流行歌や童謡を残した野口雨情が、昭和18年4月に温泉津の俳人、山口打聴(やまぐち だちょう)さんらの招きで、奥さんと二人で温泉津を訪れています。
このとき野口雨情が作詞した温泉津小唄は内藤淳作町長の尽力で、昭和32年に日の目を見て大村能章の作曲、市丸の歌、武原はんの振り付けでビクターからレコードになりました。雨情の温泉津小唄の原詩と、現在歌われている小唄とは、詩の一部が違っていますが、これは山口打聴さんが、グループの人たちと相談して部分的に手を加えたためだそうです。