沖泊の繁栄を今に伝える貴重な建造物
1526年、筑前国那賀郡芦屋浦の住人によって建立されたと伝えられています。また、1592年に爆風によって湾内の多くの船が被害を受けたとき、この神社に祈ると直ちに嵐がおさまったという伝説もあります。本殿は16世紀に遡る古建築で、かつては檜皮葺きで、蟇股(かえるまた)を持つなど、華麗な建物でした。
「蟇股(かえるまた)」とは、まさにカエルが足を広げたような形をしていて、日本建築、とりわけ和様建築にこの蟇股はつきもので、よく見られる場所は中備(なかぞなえ)のところです。
浜恵比寿神社としては極めて大きな建物です。